Quantcast
Channel: The Holy Garden 歳時記
Viewing all 377 articles
Browse latest View live

ホスタ2017 ディックウォード(Dick Ward)

$
0
0
サイズ=中大型
登録者・登録年=Handy Hatfield 1991年
出自=ザウンズ(Zounds)の突然変異
概要=丸みのある凹凸葉で、ゴールドに緑の細覆輪が入る
ガーデン導入年=2002年
撮影=2017年5月28日

今日もカラッとした晴天だったのに(涙

親のザウンズはゴールド一色の凹凸の葉ですが、
本種はその緑の覆輪版です。
親同様これから夏にかけてゴールドが濃くなり鮮やかになります。
ホスタの生産者に敬意を表して名付けられたようです。
他にもVan Wade, Alex Summers, William Lachman 等々あります。
2002年に導入後、一時2葉くらいまで気息奄々になったのですが、
養生の結果復活しました。
ザウンズ自体はガーデンでは消えてしまいましたが、
子どもたちは、本種の他、ミッドウェストマジック、ゴールドブルックグローリーがあります。


ホスタ2017 エスキモーパイ(Eskimo Pie)

$
0
0
サイズ=中大型
登録者・登録年=Walters Gardens 2004年
出自=ノーザンエクスポージャー(Northern Exposure)の突然変異
概要=濃緑色にゴールドの中斑。やや凹凸のある葉。
ガーデン導入年=2007年
撮影=2017年5月28日


ノーザンエクスポージャーの反転種です。
アメリカの初期のアイスクリームでチョコをコーティングし、後にスティックバー付きになったものを
「エスキモー・パイ」と呼んだそうです。
この品種の売りは、春の中斑が美しく黄色になることです。
特にゴールデンウイークが最もきれいですが、この時期は少し褪せてしまいました。
しかし、この株、しばらくは2〜3葉しかなく気息奄々状態でしたが、
鉢で養生し、ここまで復活しています。

ホスタ2017 ジンアンドトニック(Gin and Tonic)

$
0
0
サイズ=中型
登録者・登録年=Kevin Vaughn 未登録
出自=ウィリアムラックマン(William Lachman)の交配種
概要=まん丸い葉で黄緑色にクリームの細覆輪
ガーデン導入年=2003年
撮影=2017年5月28日


丸葉と黄緑色(アップルグリーン)が目立つ品種です。
データがあまりなく、また、コメントも少ないのですが、
なかなかユニークな姿です。
夏にはややゴールドを帯びてきます。
ガーデンでは最初地植えにしましたが、弱ってしまい、鉢植えで復活させました。

ホスタ2017 ハリーズオーナー(Hallie's Honor)

$
0
0
サイズ=中型
登録者・登録年=Lilian Maroushek 1999年
出自=サンライトシスター(Sunlight Sister)の交配種
概要=やや丸みある凹凸の葉で、黄緑色から夏にはゴールドに
ガーデン導入年=2003年
撮影=2017年5月28日


Hallie は生産者のお孫さんで、ブロンドの髪に青い眼でチャーミングらしいです。
でも登録から20数年経ってるから、もうアラサーくらいでしょうか?
春は黄緑のようなぼんやりとした色ですが、これから夏になるとゴールドに変化します。
また葉の凹凸にも特徴があります。
これも地植え気息奄々組で、鉢植えで復活しました。

ホスタ2017 インニスウッド(Inniswood)

$
0
0
サイズ=中大型
登録者・登録年=nniswood Metro Gardens 1993年
出自=サングロー(Sun Glow)の突然変異
概要=黄緑の葉に緑の覆輪で、夏にはゴールドに濃緑の覆輪に変化
ガーデン導入年=2000年(初代)、2011年(2代目)
撮影=2017年5月28日


私がホスタを育て始めた頃は「あこがれの」品種でした。
画像では、ゴールドが美しく、また覆輪の濃緑とのコントラストも素晴らしかったのです。
でもレアなのか、なかなか取り扱いが無く、探して初代を入手しましたが、ほとんど育たず消えてしまいました。
ようやく2代目の割と大株を入手できたので大切に育てています。
この時期はまだ黄緑色ですが、あと1ヶ月もすればゴールドの変化します。
私の中では名品ホスタです。

ホスタ2017 ジャブラニ(Jabulani)

$
0
0
サイズ=中小型
登録者・登録年=Mark Zilis 2010年
出自=リッチアンクル(Rich Uncle)の突然変異
概要=丸みのある葉で、アップルグリーンに緑の覆輪。夏はゴールドに変化。
ガーデン導入年=2015年
撮影=2017年5月28日


たまたま販売しているのを見つけましたが、扱いは少ないようです。
親のリッチアンクルはゴールド一色葉ですが、本種はアップルグリーンに緑の覆輪で、
夏は少しゴールドになり、親に似てきます。
ジャブラニは、南アフリカの公用語の1つのズールー語で「祝杯」の意味とのこと。
アップルグリーンの品種はいくつかありますが、本種は独特の色合いで、
ジャブラニ・グリーンとでも言いましょうか。
作出者ザイリス?は、ホスタ研究家、収集家でもあり、日本にも視察にきています。
彼の著作、The Hosta Handbook はとても参考になります。

ホスタ2017 ジャーニーズエンド(Journey's End)

$
0
0
サイズ=大型
登録者・登録年=Hans Hansen 2004年
出自=チューチュートレイン(Choo Choo Train)の突然変異
概要=春は黄緑色に緑の覆輪。夏はゴールドに深緑の覆輪に変化。
ガーデン導入年=2008年
撮影=2017年5月28日


関東は梅雨に入りましたが、雨は殆ど降らず、今日は涼しく快適な気候。
しかし・・・土日はまたもや仕事でガーデンには行けず、ホスタシリーズを続けます。

黄緑〜ゴールドになるチューチュートレインの覆輪版です。
ガーデンにはこの兄弟であるアメリカンアイコンもあります。
縦の葉脈がはっきりと出、またこの季節から中斑が美しくなります。
生育旺盛で、ガーデンに来てから一度大鉢に植え替えしていますが、その後も順調に育っています。

もう一つの Holy Garden 2017夏秋仕様

$
0
0
毎回ホスタばかりでは単調なので、先月夏秋バージョンに模様替えしたもう一つのガーデンを。

ちょっと苗調達のトラブルがあり、予定の植栽の変更がありましたが、
概ね例年並みで、コリウス、ニチニチソウ、インパチェンス、マリーゴールド、ブルーサルビア、ペンタス等々です。

        

        


秋のコリウス盛りが楽しみです。

他に、この時期の花キョウガノコと、ここにもホスタあり。ゴールデンティアラ(手前)とワイドブリム(奥)です。

        



ホスタ2017 ジャストソー(Just So)

$
0
0
サイズ=小型
登録者・登録年=Paul Aden 1986年
出自=Aden #421 とリトルオーロラ(Little Aurora)の交配種
概要=春は黄緑色に緑の覆輪。夏は黄緑が鮮やかなゴールドに
ガーデン導入年=初代2000年、2代目2001年、3代目2003年
撮影=2017年5月28日

20世紀の偉大なホスタブリーダー・アデン氏の傑作の1つです。
小型のハート型の葉は凹凸があり、特にこれからのゴールドが美しいです。
また、密生し、株がこんもりとまとまって鉢植えの姿が素敵です。
1986年登録ということもあり早くから出回っていましたが、
ガーデンでは定着してくれず、3回目の正直で入手した株が大当たりで、
どんどん生育し、今の姿は2回植え替え・株分け後です。
株分け直後でもその前のより大きくなるような生育っぷりです。

ホスタ2017 キウィフルモンティ(Kiwi Full Monty)

$
0
0
サイズ=中型
登録者・登録年=Barry Sligh 2000年
出自=ストリップティース(Striptease)の突然変異
概要=パウダーブルーに黄緑〜ゴールドの中斑、その間に白の筋が入る
ガーデン導入年=2012年
撮影=2017年5月28日

まずはその名前に笑ってしまいます。
このシリーズはすごい名前が多いです。
親子ともストリッパーなんでしょうか?
イギリスの映画に「フルモンティ」がありましたね。

名に反して?斑も姿も美しい品種です。
またこのシリーズはどれも生育旺盛で育てやすいです。
ガーデンのは5年が経ちました。

ホスタ2017 リーディングレディ(Leading Lady)

$
0
0
サイズ=大型
登録者・登録年=Jim & Jill Wilkins 1995年
出自=ウィリアムラックマン(William Lachman)の突然変異
概要=深緑色に黄色の覆輪、株はやや立性
ガーデン導入年=2006年
撮影=2017年5月28日


前庭ホスタの「主演女優」で、株姿も良く大きなテラコッタに鎮座しています。
最近のデータでは、ウィリアムラックマンのハイブリッドの変異種とか実生であるともあります。
またアメリカでは寒河江と比べている書き込みが多いですが、
色はこちらのほうがダークです。
リーディングレディとは先述の主演女優の他、B29の名前にもなったそうです。
まあ、こちらは「主演女優」がふさわしい感じがします。
一時通販で出ていたときに入手しました。
最初は地植えでしたが、わりと成績が良く姿も良いので大きなテラコッタに植えてみると
まさに「水を得た魚」のように育ちました。

ホスタ2017 リバティ(Liberty)

$
0
0
サイズ=大型
登録者・登録年=John Machen, Jr. 2000年
出自=寒河江の突然変異
概要=春は緑に鮮明な黄色の覆輪、夏は深緑にアイボリーの覆輪
ガーデン導入年=2003年
撮影=2016年5月3日、2017年5月28日


日本が世界に誇れる名品寒河江の変異改良種です。
ガーデンにも寒河江ファミリーは何種かありますが、
その中でも春の黄覆輪の鮮やかさ随一で、ガーデンが輝きます。
(これは昨年の画像です)

        


ただ、それほど生育は早くありません。
ガーデンの株は2003年に入手以来、一度株分けをしています。
芽数は多くなくても株が大きいので存在感はあります。

初夏になると下の画像のように色が変わります。
華やかさはなくなりますが渋い感じですね。

        


HOTY2012 で、最初に公衆に現れたのは2000年でセンセーショナルだったようです。



ホスタ2017 オレンジマーマレード(Orange Marmalade)

$
0
0
サイズ=中型
登録者・登録年=Bob Solberg 2002年
出自=ポールズグローリー(Paul's Glory)突然変異
概要=鮮明な黄色に深緑の覆輪
ガーデン導入年=2008年
撮影=2017年5月28日


葉に少し凹凸があり、春から鮮明な黄色に深緑の覆輪のコントラストが美しい品種です。
親のポールズグローリーとよく似ていますが、大きな違いは中斑の黄色の部分が広いことでしょうか。
ポールズグローリーも黄中斑の名品の1つで、本種はじめセントポールなどを生み出しています。
ホスタは日陰の植物とされますが、このような黄色・ゴールド系は日当たりの良い方が発色は美しくなります。
ただ夏は傷みが目立つようですが・・・。
ガーデンには本種が親のフォービドゥンフルーツもありますが、少し小柄なだけでよく似ていると思います。

6月中旬のガーデン イノシシ被害

$
0
0
関東は梅雨らしくない気候が続きましたが、今日は午後から雨で涼しくなりました。

仕事などで久々のガーデン。
雑草だらけは承知ですが、ホスタは発色が美しい時期。

        

        


そしてガーデンを見回してショック!
イノシシが入ったようです。

        

        

ヤマユリの球根(百合根)がやられました。
また、裏庭では抜いていなかったチューリップを食い尽くされました。
その周りはボコボコ!ひどいものです。
10年ほど前にイノシシがひどくてガーデンの周辺に簡易フェンスを巡らして以来の侵入です。
最近周辺では再びイノシシの被害がひどいと聞いていましたが、
フェンスに隙間があったようでそこから入ったようです。
せっかく開花寸前だったヤマユリですが、餌食になりました。
裏庭にはまだ生き残ったのがありますが、要注意です。
ホスタも地植えの、エレガンス、パトリオット、ロイヤルスタンダードが掘られました。
またスイセンやキンポウゲ科は毒があるので食べませんが、掘られていて、クリロも被害をうけました。
やり直すしかないけど、本当にやられた後を見るとショックです。

ホスタ2017 アメリカンアイコン(American Icon)

$
0
0
サイズ=大型
登録者・登録年=Hans Hansen 2004年
出自=チューチュートレイン(Choo Choo Train)の突然変異
概要=緑に黄緑〜ゴールドの覆輪
ガーデン導入年=2008年
撮影=2017年6月18日


アメリカでガーデンホスタがたくさん作出しているから当たり前ですが、
「アメリカン」のつく品種は山とあります。本種もその1つ。
今世紀精力的に品種を作出しているハンセン氏の手になる作で
先に紹介したジャーニーズエンドとは兄弟です。
親のチューチュートレインはゴールド一色ですが、
本種はゴールドが覆輪に、ジャーニーズエンドはゴールドが中斑に入り、
ちょうど斑が反対で対照的です。
しかし姿は似ていて、割と葉は枝垂れ気味で、鉢植えに向いているかも。
生育旺盛ですぐに株が大きくなりましたが、そろそろ株分け植え替えの時期です。



ホスタ2017 アメリカンスイートハート(American Sweetheart)

$
0
0
サイズ=大型
登録者・登録年=Hans Hansen 2002年
出自=シーサンダー(Sea Thunder)の突然変異
概要=光沢のある深緑色にクリーム〜白の中斑が鮮明に入る
ガーデン導入年=2003年
撮影=2017年6月18日


シーサンダーという中型で本種と同じ白中斑の品種があります。
ガーデンにも2回導入しましたが、消えてしまい現在はありません。
Sea とつく品種が多くありますが、いずれもミルドレッドシーバー(Mildred Seaver)の作品です。
ミルドレッドシーバーという名前の品種もあるくらいで、アメリカでは著名なホスタ育生家(女性)です。
そのシーサンダーの四倍体変異種が本種です。
株は立性で生育も早く、また色合いが良く斑も顕著で鮮やかで美しい品種です。
しかし、親のシーサンダーを知っているとこの親からこの子?って感じでしたが、
四倍体変異ということで親よりかなり大きくなることが分かりました。
アメリカンスイートハートとは、ジュリアロバーツ主演のラブコメディ映画のタイトルで、
作出したハンセンは、シーバーの栄誉を称えて命名したそうです。
ガーデンでは2003年から毎年元気に育っていますが、
鉢植えのままなので、株分け更新をしなくては!!

写真の左側にはイノシシにやられたヤマユリが倒れています。
ここまで育って花を楽しみにしていたのに、見事に球根を食べられました。
鉢植えホスタは何鉢か倒されていましたが、被害はありません。
でも、以前見事に株を抜かれた例もあるので油断できません。

ホスタ2017 レイクサイドビーチキャプテン(Lakeside Beach Captain)

$
0
0
サイズ=中大型
登録者・登録年=Mary Chastain 2003年
出自=レイクサイドショアマスター(Lakeside Shore Master)の突然変異
概要=青緑色にクリーム色の細中斑が入る
ガーデン導入年=2008年
撮影=2017年6月18日


膨大なレイクサイドシリーズは、メリー・チャステイン女史の作品群です。
本種は同じレイクサイドシリーズの親からの作出です。
親とよく似ていますが、色はもっと緑が濃く、中斑が広いです。
葉は堅く、頑丈な感じです。
青緑系の黄中斑は結構好きな斑で、タッチオブクラスなども同じ斑ですが
印象派ずいぶんと違いますね。
この黄中斑、春はぼんやりしていますが、初夏からくっきり色が出ます。

ホスタ2017 ロケッツレッドグレア(Rocket's Red Glare)

$
0
0
サイズ=中型
登録者・登録年=Bev & Dave Stegeman/Walters Gardens 2012年
出自=ワンマンズトレジャー(One Man's Tresure)とストロベリーデライト(Strawberry Delight)の交配種
概要=肉厚でウエーブのかかった深緑色の葉で、葉軸が赤くなる
ガーデン導入年=2014年
撮影=2017年6月18日


あまり見かけない品種ではないでしょうか。
両親も馴染みがありません。
ワンマンズトレジャーは赤軸、ストロベリーデライトは波打つ葉の特徴を持っています。
本種は立性で軸は太く赤くなり、葉はワックス掛けのような光沢があり波打ちます。
また、縦の葉脈がくっきりと現れます。
まだ3年目ですが、一芽の苗からここまで生長しました(素焼き鉢植え)。
先日のイノシシの侵入で鉢が倒されていましたが、被害はありませんでした。
これは鉢を起こして撮影したものですが、少し奥の葉が捩れているは下敷きになった方です。

        




ホスタ2017 シャープドレストマン(Sharp Dressed Man)

$
0
0
サイズ=中型
登録者・登録年=Bob Solberg 2005年
出自=フランシー(Francee)の実生
概要=緑の先が尖るで白の中斑が鋭く入る
ガーデン導入年=2013年
撮影=2017年6月18日


緑にきれいな白覆輪がくっきりと入るフランシーは、
名品パトリオットやミニットマンを生み出した優れた品種です。
本品種もフランシーから生まれた弟分ですが、
パトリオットやミニットマンの白覆輪とは逆で白中斑になっています。
また葉の形に特徴があり、名前のようなおしゃれな雰囲気があります。
育成者ソルバーグの息子マイケルのために名付けたとか。

ホスタ2017 スピルトミルク(Spilt Milk)

$
0
0
サイズ=大型
登録者・登録年=Mildred Seaver 1999年
出自=不明、トクダマ(Tokudama)のハイブリッド説
概要=深い青緑色の堅い葉で、白い吹き掛け斑が入る
ガーデン導入年=2000年
撮影=2017年6月18日


今でもユニークホスタの代表的な品種に挙げられています。
命名も白い吹き掛け絞りがぴったり!
管理人もホスタコレクションを始めた当時から注目し、
当時は高価だったものを苦労して入手しました。
最初地植えにしたのですが、数年間芽は2芽程度で全く殖えず、
この系統はいじけて殖えないと業者さんからも聞かされていました。
数年前に思い切ってテラコッタに移植してみると、
「今まで何だったの!?」と思わせるほど生長し、
現在もこの立派な姿が見られるのは嬉しいことです。
大切な株なのでそろそろ植え替え、株分けを実施したいですが、
山積する作業課題をかかえていつになることやら・・・
開花も早いですね、もう咲いています。
姿でいえば、エレガンスの白い吹き掛け絞りが入る感じですが、
とにかく葉が肉厚で堅く丈夫です。


Viewing all 377 articles
Browse latest View live